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まほ、車、大破!(両親に懺悔の告白の巻)


                             

森田まほ
映画が好き!現場で働きたい!その思いがこうじて単身アメリカ、ハリウッドへ渡り、現場でインターンとして日夜現場を飛び回る日々であったが、ある日アメリカ人の青年と結婚。その後予定外の妊娠をするが、無事出産。現在はグリーンカードを取得すべく待機中。

 1年前の春、私は停車中のバスに突っ込み、車を破壊してしまいました、、、。修理にかかった額、なんと15万、、。しかもその時、すでに私のお腹の中にはカムイ(息子)ちんが、、。きゃー!!なんとも恐ろしいお話。でしょ??

「なんで、こんな事になったかっていうとね!こうまっすぐに走っていたら、急に、車が横から割り込んできて、よけようと思って、ハンドル切ったらドンッとぶつかったってわけ。そりゃあもう、車体の前部分全壊状態、、。バスの方は、無傷なんだけどね、、。  

でも、おっそろしいのが、バスの乗客達。全然平気そうな顔でおりてきたにもかかわらず、私の車の壊れ具合を見るや否や、とたんに、首を押さえる輩が続出!バスを使用する人々って大体が、ボンビーな人ばっかだから、(車社会のアメリカではそうらしい。辻)ここぞとばかりに治療費払えとかおどしてきやがった。

でも、そんな事にまけるような私じゃーない。弁償金なんて払うかってんだ。へん。わたしゃーわるかないね。 「エーイ。あっちへお行き!!!」 しっしっと、やつらを追っ払って、レッカー車にひかれていく、ずたぼろの車をただただ見送ったのでした、、、。」

以上が、私が事故当時、保険屋さんと父母にナミダながらにかたった物語、、。

しかし!! 今日はこの場を借りて告白したい事がございます。実は、あの時恐ろしくてとても言えなかった事がありまして、、、。 本当の事をいうと、、割り込んできた車なんていなかったのです。すべては私の、私のせいだったのよお!!

あの日、Aちゃんと八百屋さんにいって、フルーツを買い込んで帰る途中。 私は大好きなアメリカンチェリーを食べながら、すいすいとドライブしていた、、。車を購入してから2ヶ月、運転にもようやく慣れてきたところ。 もはや、注意深くそろそろ慎重に運転する初心者マホはどこへやら、アメリカンチェリーを食っては種を窓の外にぷっとふき、食っては種をぷっとふき(いい子はまねしないでね)ぷっ、ぷっ、ぷっとしていたら、いきなり風が吹いた。

そんで風に乗ってぷっとふいたはずの種が戻ってきたのだ!!

種が、顔にペちゃってついて 「あっ。キタネッ」 といった瞬間。

「あぶなーーい!!」 で、どっかーん。   

だったのであります。あまりにあほらしい原因でなかなか言い出せなくってよおお。ごめんなさいお母さま。おとうさま。バスの運転手様。私も、今や人の親。もう嘘はつきません。チェリーを食べながらの運転も。もう絶対しませーん!!  それにしても、カムイくん。マミ−がこんな大事故を起こしてたにもかかわらず、無事に産まれてよかったよー。  

  
 中高生時代のまほ     サイト管理者 辻       
 彼女がIMD学院にやって来たのは、中学1年の頃、
母親に付き添われて来たのが最初である。純粋無垢の
かわいらしい少女のように見えたのであるが、母親が
成績表と一緒に持ってきた社会科の論述問題の答案を
見て驚いた。まるで大学受験生のような書き方なのだ。
こりゃ天才だ と思った。
 高校生になるとあどけない天使のような面影はすっか
り消え失せて、なんでもガンガン言うようになってしまっ
たのであるが、才女には違いなかった。彼女は経済学部
に進もうとしていたが、進学後のことを考えて理系数学の
微積分まで習得したのである。最近では算数すら苦手な
経済学部の学生が増えているというのに大したものだ。
(いまちょっと黄色い声で怒鳴られたような気がしたが気のせいか)  
 それに、高校生とは思えないような大人びたところ      
があった。あるとき、数学の問題をFAXで質問して      
きたとき、解説を書いて送り返したら、2〜3日後、
教室に入って来るやいなや、
「先生、あたしね、新しい事業を考えついたの」と言う
ので「何なの」と尋ねると、「FAXで質問に答えるよ
うな教育事業よ」と言う。「それは俺も考えてるんだよ」
と言って作っていた説明書を見せると「おおーー!」
驚いていた。
 彼女は率直に何でも言うのであるが、結構、人に対し
て気遣うところもあるらしく、学校では生徒会長もやって
いた。ある時、僕にも珍しく何かプレゼントのような包み
を家から持ってきたので、開けてみると、なんと、おにぎり
が1個だけ入っているではないか。ふつうのおにぎりに見え
たが、特別につくったおにぎりらしい。
「へ〜、都会的だなーー」と言うと
「え?なんで都会的なの?」 そこで、そばにいた
まほちゃんの友人が「田舎じゃ、おにぎりを家から1個だけ
持って来てあげるなんてことはないんだよね。持って来る
なら、もっと沢山持って来るんだよね」と言うので
「うん、そうそう、やっぱ東京は都会なんだなあ」と言うと
「おにぎり1個でー? 東京が泣くよー!東京がーー!」
 なつかしい日々でした。
 IMD学院のページにその頃の写真が載っています。
 ●そのうち本を書くらしいのでそのときはこのサイトでも
 お知らせします。

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